2022年12月7日水曜日

マレット指って、知ってるかい?


いつもより寒い朝。

ササっと着替えて、早く暖房のある部屋へ・・!っと、履いていた着圧タイツをグッと降ろしたその瞬間「んっ?」っと指に違和感を感じた。

全くもって痛くはないけど、なんか、変。

急ぎ足で暖かい部屋へ入って腰を降ろし、さてさて、何が起きたんだ?っと指を確認してみると、私の右手薬指の第一関節が、ぺっこり45度、お辞儀をしている。

「えっ?あらやだ、指つっちゃった?」

足の指をつった時みたいに、まるで意志を持ったかのようにあらぬ方向へと曲がる指。

でも、つっぱり感も無ければ、痛みもない。

むしろ、無感覚。
え、なにこれ怖い。

どうやったら治るの・・?


色々検索してみたところ、

"伸筋腱断裂の腱性マレット指"

っという症状名のケガでした。


しかも、医師によっては

『元通りに回復することは不可能』

って言ってるやつ。



うそーーーーーん



え、だって、ただ着圧タイツをグッて降ろしただけよ?

腱断裂って、そんな簡単に??

ってか、こんなにも簡単に断裂しちゃうのに、
むしろこの37年間、よく断裂せずにくっついてたな!?


ネットで色んな症例みたけど、

「ポケットに手を入れそびれただけで発症することもある」

って書いてあって、
そうなったらもう「腱断裂ガチャやん」って、

私の心に住むエセ関西人が
渾身のツッコミかましてたわ。

『寒い日の着圧タイツ脱ぎ!
高確率出現中!!』ってか。


ありがたいことに、
最近、近所に整形外科が出来たことを思い出したので、
いそいそ行ってまいりました。


毎朝、通りかかるたびに、

出玉イベント開催中!な開店前のパチンコ屋みたいなノリで
行列が出来ている、大盛況の整形外科。


スタッフの皆さんも素晴らしい明朗さと優しさで、
声色だけで寄り添いのハートが伝わってきたし、

猛然とものすごい量の診察をこなしつつも、
一人一人に真摯にしっかりと向き合う
これまた素敵な先生で、

あぁ、こんなに素晴らしい医療が近所で受けられて、

しかも医療費も3割だけで、あとは税金諸々でカバーしてくれる
日本の医療制度よありがとう。。。っと感謝の気持ちで診察を終えました。


私的診察のハイライトは、

ぺっこり45度のお辞儀をまっすぐ固定するために、
"おゆまる"の要領で温めて形状記憶するタイプの装具をつけるんだけど、

痛くならないように慎重かつ丁寧に形を整えながら、
先生がしみじみと、

「なんかさ、、、これ、色とか塗ったら現代美術っぽくなる造形だよね、、」

っと、激務の合間にも関わらず、治療までもを現代アートに昇華させる
先生の人間力と逞しさを感じた瞬間でした。

先生には、心の中のスーパーひとし君を贈呈したいと思います。


前置きが長くなり過ぎましたが、

私はこの突然のマレット君来訪により、
痛烈に実感しました。


「これ、死ぬときも同じ感覚だろうな」

って。


いつも通りの日常を過ごしていたのに、

ふとした "ほんの一瞬" 


とても簡単に、
絶対的に抗えない【出来事】が

人生に現れる。


『え?うそでしょ?』

『なにこれ?本当に??』

『マジか・・・』


人生なんて、いとも簡単に
変わってしまうものなんだ。って。


病院帰りの車の中で、
遠くの山並みを眺めながら感じたそれは、

まさに"小さな悟り"でした。



人間、特別なことも、何もしなくたって、
死ぬときゃ死ぬ。

マレット指だって、
なるときゃ、なる。


大切なのは、いつだって

安心して、今を感じること。

"今"に在る、私を感じること。


いつ訪れるかわからない死に怯えずに、

不安に支配されないで。



今、を感じる。

今、を生きる。


そして、寒い日は決して指先の力を過信しないこと。←



以上、マレットで死を想った現場からでした!
















2022年10月23日日曜日

発達サポーターになってみた。

 2014年から始めたこの誰も見ていない独り言日記。

全世界に解放しているのに、誰にも見られないっていうのが、今の世界の抜け目とリンクしていて面白い。とか言ってみる。

世界は広いようで狭いし、私が見ている世界って、実はものすごく狭いんだよな。


さて、8月に発達サポーターという認定資格を取得した。

このブログでは書いてきているけど、私はずっと、いわゆる"グレーゾーン育児"というものをしてきた。

そして、自分的には「白黒つけるぞ!」っと診断を受けに行ったけど、最終的にわかったのは「人は白黒じゃなく、虹色である」という真実だった。


ずっと、悩んできた。

なんで私は、みんなと同じように生きられないんだろう?って。

でもそもそも、みんなと同じ、なんてまっぴらごめんだ!っといつだって飛び出すのは私の方だったのに。笑

けど、いざ息子を授かって、息子の発達が定期発達ではなかったり、食物アレルギーがあってみんなと同じように出来ない場面が多くなると、本当に嫌で嫌で仕方なかった。

違う違う!そうじゃ、そうじゃな~い!っと、歌いながらツッコミたい所存だ。


私はこれから、東京のベットタウンで小さな公園で遊んでいると生協や宗教の勧誘に声をかけられて本当に行き場がなくて発狂寸前だった、むしろちょっともうだいぶもう発狂していた当時の私が欲しかったものを次々に実現させていこうと思ってる。

話を聞いてくれる場所。

共鳴する仲間との繋がり。

自己理解を深める場所。

それらをやってみよーって、で、まずはブログっしょ!っと意気込んでいたものの、いざブログ書こうとすると全然案が出てこなくてフリーズですよ奥さん。


多分ね、私の中のエゴが変わることを恐れている。

私のホメオスタシスが、変化を恐れている。

そして何より、当の本人である私の「完璧にしないと」とすぐ意気込み過ぎてしまう特性が邪魔をしている。


もっと気持ちを楽にして、ふわふわ~っとやってきましょう。